センターの専任教員(相馬助教)が日本列島の草地に生息する昆虫に関する論文を出版しました!
書誌情報と解説を以下に示しました!
Souma, J. (2026) Taxonomic review of the damsel bug genus Stenonabis (Hemiptera: Heteroptera: Nabidae: Nabinae: Stenonabini) from Japan, with an illustrated key to the Japanese species of the genus. Journal of Insect Biodiversity, 90 (1), 1–23. https://doi.org/10.12976/jib/2026.90.1.1
セスジマキバサシガメ属Stenonabis Reuter, 1890(カメムシ目:マキバサシガメ科)は旧世界から約50種が記録されています。日本にはツマグロマキバサシガメS. extremus Kerzhner, 1968、オキナワマキバサシガメS. orientalis (Reuter, 1910)、セスジマキバサシガメS. uhleri Miyamoto, 1964の3種が分布しています。加えて、1未同定種が琉球列島から知られましたが、分類学的研究が長らく停滞していました。本研究では、この未同定種を新種ホソセスジマキバサシガメ S. miyamotoi Souma, 2026として記載しました。本属では大半の種で長翅型のみが確認されていますが、4種で短翅型が報告されています。ホソセスジマキバサシガメは5番目の短翅型を示す種となりました。日本産種の長翅型は人工光に誘引されます。しかし、短翅型は生息地の調査でのみ得られます。国内外で各種の生息地を特定すれば、未知の短翅型が見つかるかもしれません。本属は草地性ですが、個人的にあまり縁がありません。ナガマキバサシガメ亜属を調査していた頃に、ツマグロマキバサシガメを副産物として採集した程度です。他の種に出会う機会を待ち望んでいます。

ホソセスジマキバサシガメ Stenonabis miyamotoi Souma, 2026


























